ステンドグラスランプ(ティファニーランプ)
ランプでお部屋の雰囲気を変えてくれるステンドグラスランプ
いろいろな色彩が、まるでお花を飾るような感覚。お部屋の雰囲気を変えてくれるのがステンドグラスランプ。仕事を終わって、部屋に帰ってきたときなどに、少しだけお部屋を暗くしてステンドランプを付けていただくと、すごく雰囲気がある。夜寝る前とかにも・・・
蛍光灯などでのように明りを採るというだけでなく、ムーディーでロマンチックな明かりを演出します。
ひとつひとつ手作りのステンドグラスランプ
その作り方はいろいろな色の畳1畳分くらいの大きな板ガラスをデザインごとのピース(小片)に小さくカットして銅箔のテープを巻き、ハンダで接合させていきます。ガラスをカットするにも、はんだ付けをするにも熟練した職人の技を必要とします。
一口にガラスといっても、ステンドグラスの素材となるガラスの種類は1500種類以上あります。一つの色、例えば赤だけでも数多くの種類があるので、さまざまな色合いを表現することができます。平たいガラスだけでなく、表面にしわのあるリップルガラスや、グラニトという表面にざらつきのあるガラスなどを使うことで、光の屈折により趣のある製品を作り出すことが可能になります。そのほかにもガラスそのものの中にモトル(模様)の入ったものや、色を細かくちりばめたフラクチャーなどを使うとまた雰囲気が変わります。
そして、当社の製品にはグラスジュエルという半球形のガラスパーツを多く取り入れており、このグラスジュエルはランプの点灯時にキラキラした光を放ちます。丸い形のものだけでなく涙型(ティアドロップス)や多面体にカットしたものもあります。
また、最近では新しい素材として中国で約1500年の歴史のある琉璃ガラスをガラスパーツとして使っています。
ティファニーから始まったステンドグラスの歴史
ステンドグラスの歴史は、もともとヨーロッパの教会などの窓ガラスに使われていたことから始まります。それらは、人物などをガラスに焼き絵付けされたものがほとんどでした。
しかし、ティファニー社の創業者(チャールズ・ルイス・ティファニー)の長男であるルイス・カムフォート・ティファニーが、家業を継がずに芸術方面へ興味を示し、ヨーロッパでステンドグラスと出会えたことで大きな変化が生まれました。
ガラスに焼き絵付けをして文様をあらわすのではなく、ガラスそのもので表現するために乳白色のオパールセントガラスを開発しました。また、それまではガラスは平面的なものでしかなかったところに、デザインを球体にする技法を編み出したのです。そのため、ランプシェードなどにみられる曲面のデザインが可能になりました。そのころ、エジソンが発明した電球が普及し始めたため、シェードとランプによるステンドグラスランプとなりました。当時のオリジナルはかなり大きいものが多かったのですが、現在、当社ではルイス・カムフォート・ティファニーが残した技法を用い、日本の住宅サイズにあった小ぶりのもの、デザインや配色も日本人の好みに合わせて企画デザインしています。